フィナステリドに副作用はある?使用時の注意点

不眠症の男性有効成分フィナステリドを含むAGA治療薬は臨床試験で改善率約6割という試験結果も報告されていますし、AGAの進行を抑制するという事においては必要不可欠な治療薬と言えますが、実は食欲低下や不眠症、性欲減退や勃起不全といった男性機能の低下を招く副作用や、非常に少ない確率ではあるものの、抑うつ症状や肝機能障害などといった副作用が発生する懸念がある治療薬でもあります。
ただ、フィナステリドの副作用についてはプラセボ効果により副作用が発生したという試験結果も報告されている事から、薬を服用する事で「副作用が起こるかもしれない」という先入観から男性機能低下などの副作用が起こる場合もあるという事です。

また、「ポストフィナステリド症候群」と呼ばれる症状があらわれるケースもあります。
フィナステリドの副作用については薬の服用をやめた時点で発生しなくなるとは言われていますが、ポストフィナステリド症候群は服用を中止しても症状が続く、または、いったん症状がおさまっても一定の期間が過ぎた後に再発症する症状の事です。

ポストフィナステリド症候群は確率的に言えば3%~5%程度で発症すると言われていて、症状は食欲低下や男性機能の低下など様々な症状がありますが、人によっては何年もそういった症状が続く場合があるので、フィナステリドは服用中の副作用だけではなく、服用をやめた後のポストフィナステリド症候群を発症する可能性もある点には注意しておく必要があります。
また、ポストフィナステリド症候群については現在、詳しい原因や有効な治療法が確立されていません。

このように、フィナステリドは使用時も使用を中止してからも副作用のリスクがあるAGA治療薬なので注意点が多い薬ではあります。
稀なケースではありますが、肝機能障害など重篤な副作用が起こる可能性もありますし、特に性欲減退や勃起機能の低下などの副作用の報告が多いので、子作りを予定されている方は特に注意しておきたい治療薬です。
しかしながら、フィナステリドの副作用は特に報告が多い性欲減退や勃起機能の低下などを見てもその発症率は2%以下なので、使用時に体に異常を感じた場合は医師に相談する、服用を中止するなど注意点を守れば、AGA改善に非常に高い効果が期待できるAGA治療薬であるのも事実です。

精子減少による不妊の可能性

AGA改善のためにフィナステリドを有効成分としたAGA治療薬を検討されている方もいるかもしれませんが、フィナステリドには性欲減退・勃起機能の低下・精子減少といった男性機能の低下などの副作用のリスクがあるため、男性側に原因がある不妊症を誘発する可能性を否定する事はできません。

フィナステリドには男性ホルモンの一種であるDHTの生成を抑制する作用があるため、精子濃度の減少の可能性があると言われていますが、精子濃度減少以外にも精子運動低下や無精子症といった副作用が起こる可能性もあり精子の質を低下させる恐れがあるので、当然、妊娠の成功確率も下がり男性不妊になる可能性は否定できないのです。
また、フィナステリドと精子濃度に関する研究論文では、服用中と比べて服用を中止した後に精子の数が約11倍も増加するというデータが発表されていますし、服用中は男性ホルモンを抑制する働きにより精子が減少する可能性は十分に考えられます。
ただ、フィナステリドが精液へ移行する量はごくわずかであるため、子作り中に使用しても問題ないという見解もあります。
そのため、フィナステリドは胎児へ悪影響を及ぼす可能性があるため妊娠中の方の使用が禁止されていますが、子作り中の男性が服用しても胎児には影響を及ぼす事はまずないとも言われています。

しかし、妊娠中または妊娠予定の方は男性胎児の生殖器官等に悪影響を及ぼし障害が残る可能性があるため、フィナステリドの服用もちろん経皮吸収による危険性を伴うため触れる事すら禁止されているほどの治療薬ですから、生まれてくる子供の事を考えればこれら可能性が否定できない限り服用を中止する方が賢明です。
特にフィナステリドの血液中の濃度を下げるための期間として最低1ヶ月以上は服用を中止した方が良いと考えられています。